「うるせぇよ。」 今まで聞いたことのないような 低い声が頭上から聞こえる。 「こいついじめたら許さねぇから。 男でも女でも。 あと、こいつはお前らなんかより断然可愛いから。 ブスの僻みもいい加減にしろよ。」 場が凍りついていくのが分かる。 女子たちは泣きながら去って行った。 私も光から離れて、 美沙のところに行った。