だけど、そんなことよりも私は夏目くんの言葉に胸を抉られ様な痛みに襲われた。 "一番迷惑な人" その言葉が鋭く胸に刺さる。 「おはよう、夏目くん……」 「……」 勇気を振り絞った結果が、無視だ。 何でこんなにもこの人は私にだけ冷たいんだろ。 私も一応人間なんだもん、傷ついたりするよ。 何て事、口が裂けても言えません。