「だよね。俺も初めてだから、頑張ろうね」


「ありがとう。頑張ろうね」


小林くんとならこんなにも気をつかわずに話せるのに。


なんで、夏目くんとはうまく話せないんだろうね。


その後、夏目くんから話しかけてくる事はなかった。


ほっとした様な、残念なような。


複雑な気持ちのままで、委員会の話なんてちっとも入ってこなかった。