中村に子供なんて言ったけど、結局は自分も子供。
だけど、本能ってものなのか、愛しくて愛しくて仕方ない。
誰かのものになる前に、全部を自分のものにしてしまおうだなんてしょうもないことを毎日考えている。
メールが来るだけで嬉しいし、名前を呼ばれるだけで発狂してしまいそうだなんてこと、中村には言えないけど。
首筋に噛みつき、赤く跡を残す。
こんなものじゃまだまだ足りない。
全部全部、俺のものにしてやりたい。
「っ、もう…」
苦しそうな中村を合図に、やっと離してあげる。
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