「っう·····夏目くん·····ヤダっ」 その指にを掴むとスルッとかわされていとも簡単に指を絡めてきた。 「さっきから中村はヤダヤダばっかりだね。体は熱いのに」 夏目くんはやっぱり意地悪だ。 こんなにも余裕ないのに、逃げることさえ許してくれない。 やけに慣れている手つき。 それだけにもクラクラしてしまうのに。