「夏目くん・・・っ」 私が名前を呼ぶとクシャッと笑って 「起きるの遅い、バカ」 そう言って夏目くんの手がそっと頬を撫でる。 さっき感じていたものと同じ温かさ。 「中村のせいだから」 「・・・私の?」 「・・・階段から落ちたって聞いて、焦った」