「っ・・・」


今日の夏目くんは、私の知って居る夏目くんじゃない。


甘くて、脳がドロドロに溶けそうな感じがする。


だけど、落ち着く。


「怖かった・・・。どうなるかなって・・・、すっごく、不安でっ」


一瞬で視界が滲んだかと思ったら、次から次へと頬を雫がつたう。


夏目くんが来てくれて、嬉しかった。