「今は、行けないよ…」 「そっか。それがいいかもね」 優しいまーちゃんに泣きそうになる。 夏目くんの事は暫く考えないでいよう。 そしたら、元通りにきっとなれる。 いつも馬鹿みたいに夏目くんを追いかけられるよね……。 ふぅーっと深いため息をつき、ふと空をみる。 どんよりとした、空だった。