「だったらどうだって言うんですか?そろそろ、警察もくるかも知れないですし、逃げたほうがいいんじゃないですか?」 「チッ!おい、行くぞ!」 そう言って、人混みの中へと消えて行った。 それと同時に、私はその場に座り込む。 「ちょ、大丈夫?」 流石の夏目くんも、心配して駆け寄ってくれた。 「だ、大丈夫。ちょっと、腰が・・・」