「中村さん、そろそろ行こっか」 そう言って帰り仕度を済ませた、小林くんが駆け寄ってきてくれた。 「うん、帰ろう!」 あれ以来、私は小林くんと一緒にいる時間が増えた。 帰るときはなるべく二人で帰るようになったり。 よく”付き合ってるの?”なんて聞かれるけど、答えは違うと言える。 今はただの友達。 私の中ではやっぱりまだ進めそうにも無いんだ。