腕が折れちゃうんじゃないかって程に重かった。 誰も手伝ってくれそうな人も居なく、必死で運んでいる時に 「これ、どこに持っていけばいい?」 そう言って、手伝ってくれたのが夏目くんだった。 一目惚れだった。 それからは、私の中で夏目くんの存在は大きくなって。 今は夏目くん以外には、目がいかない。 それくらいに好きになった。