好きじゃないなんて、嘘だって気付いてよ。 「夏目くんっ・・・!」 一歩足が前へ出した時だった 「中村さん・・・」 そう呼ばれると同時に、視界が真っ暗になっていた。 「ごめん。今の中村さんを夏目にだけは渡せない」 「小林くん・・・」 分かってる。それが、私を思ってくれているからこそなんだって事。 背中にまわる小林くんの手が、微かに震えてた。