結局、自分の中でグルグルと考えているだけ。


「はぁ……」


「このみ、今日20回目のため息だよ」


またか、と言いたげな顔でまーちゃんが言った。


「……まーちゃん、何で数えてるの?」


「だって、このみが何回もため息するから」


「まーちゃんの悪趣味…」


でも、自分でも気付かないうちにそんなにため息していたんだ…。