「いいから!いいから!」 強引に背中を押され、夏目くんの部屋に押し込められた。 「あ……」 入ると同時に夏目くんの匂いが、鼻を掠める。 ものが少ない、シンプルな部屋。 夏目くんを形にしたような部屋。 そしてそこには、寝息を立てて寝ている夏目くん。 ベッドの近くに腰を下ろして、ただその寝顔を見詰めた。 これじゃ、変態みたいだ。 紅く染まった頬。 少し汗ばんでいる顔。 今なら……、何をしてもいいのかな?なんて考えてしまった自分はもう変態だ。 「夏目くん……」