ほんとうに、いい友達を持った。


「私は愛してる〜」


こんな風に冗談で返すまーちゃんも、大好き。


それからは自分の出場種目に出たり、役員の仕事などに追われていたせいかあまり考えずに済んだ。


たまに小林くんと目うと、いつも通り笑ってくれる小林くん。


そういう所が簡単に女心を拐ってしまうんだろうな。


『プログラム12番 男子による借り物競争です』


そのアナウンスと共に出場する生徒が続々と入ってくる。