とりあえず手当しないと…

救急セットを出して手当てをしていると

「う……ん…?」

起きちゃいました…

「あ、えと、お、おはようございます?」

と話しかけてみると

「はよ……って…はぁ?
えっ、ここどこだよ?!てかお前誰だよ!!」

なんか説明するのめんどくさい…

「えーーーっと…
コンビニ行く途中に見かけたので保護しました
あ、ここは私の家です
それと、私は山の上小学校に通っている桜楓華です。ちなみに6年生です」

「ふぅん…はぁ?!
お前親は?てか小学生?!はっ、てか保護?!」

「はぁ…
怪我人のくせにごちゃごちゃうるさいですよ(黒笑
黙って寝ててください…ね?」

「あー…じゃーこれだけ答えろよ」

「何ですか?」

「お前親は?」

「同じこと聞くの好きですねぇ…
親はいませんよ
父は他界しましたし
母は帰ってくる
と6年前にどこかに行ったまま帰って来ませんでした
実質一人暮らしです
でも家賃とかは母が払ってくれてるみたいなんで良く分からないんですよねぇ…
仕送りも来ますし…」

「それ…育てるのがめんどくさくなったから最低限の事はするから家事炊事は自分でしろよって事なんじゃねーの?」

「多分そうですね
所で…あなたは誰ですか?」

「…今思ったけどお前初対面の不良を家に上げるとか危機感無さすぎなんじゃねーの?
こーゆー事されるかもしれねーじゃん」

と言って彼は私を押し倒してきました

「…なんなんですか…どいてください
私はお風呂はいらなきゃいけないんですよ
あ、小学生に欲情でもしちゃってるんですか?(クスクス」

「…(ピキ
てっめぇ…」

そう言って彼は……私の…
ファーストキスを奪って行きました

「ン--ッ!!」

力いっぱい叩いても彼は
ビクともしませんでした