帰りの電車俺たちは、

2時間かけて家に戻ろうとしていた。

そこで事件が起きた。

「はーるー」

「梓さん」

梓さんは俺の姉貴の友達だ

「忘れ物届けに来たの」

「忘れ物?」

「ほら一昨日私の家に泊まりに来たときの。

ネクタイとストラップ」

「あ…ありがとうございます。」

「じゃあ私は今からお店だからバイバイ」

「さようなら」

「春君?」