〈春お前夏希ちゃん振ったってどういうことだよ!〉

「別にいいだろ」

〈お前まだ栞ちゃんの事忘れられないのかよ〉

「…」

〈いい加減忘れろよ〉

「無理なんだよ。忘れようとしても、

目をとじればいつも栞がいるんだ」

〈春…〉

「でも俺夏希の事すきかもしれない」

〈えっ!?じゃあなんで振ったりなんかしたんだよ〉

「夏希は周りでキャーキャー言ってる女とは違う。

でも好きだけど…

どうしても どうしても栞以上好きになれない。」