舞からまくし立てられてメールをしてみた。

「舞やみゆきがまたみんなで飲みに行こうって言ってるんだけど、どうかな？いつなら大丈夫？？」

どんな返事がくるか分からないけど、もしかしたらまた直くんに会えるかもしれない。

そう考えるだけで心が躍る。

しばらくして直くんからメールが来た。

「いいね。またみんなで飲もう。そっちはいつが大丈夫なの？こっちもみんなに確認してみるね」

相変わらず直くんはいい人だ。

みんなの予定をとりまとめて日を決めてくれて、最終的にはお店の予約まで全て直くんが手配してくれた。

それでも一応女子の幹事の私に「このお店にしたんだけどどうかな？」とちゃんと相談メールもしてくれた。

お互い幹事なんだから連絡をくれるのは当たり前なのに、それでも直くんからメールがくるということがとにかく嬉しかった。

直くんもまた「会いたい」と思ってくれてるのだろうか。

直くんはどういう気持ちで飲み会を承諾してくれたのだろうか。

イロイロな気持ちが交錯してしまうけど、それでも私はただただ直くんにもう一度会えるという喜びを一日一日噛み締めていた。

早くその日になればいいのに。

何を着ていったらいいか、どんなメイクにしていったらいいか、飲み会の日まで悩む日々が続いた。