前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー

「ちょっとどうにかしろよっ?!
礼二!!こんな子野に放ったら
すぐに猛獣に襲われるパターンじゃねぇかよ!!」


今だクスクス笑うレイジに
健夫くんがちょっとムキになって言うと


「だから俺もいつもハラハラです…」


「だよな……」


と言って健夫くんは
レイジの事を可哀想な子を見るような
目で見てる。


すると櫻井先生が


「そろそろ時間だ…ミカちゃん
湿布貼って固定しようか?
礼二くんと健夫以外は待合室で
待っててね?」


と言って、トシヤくんたちを出すと


いつもの手順で湿布を張り替えると
包帯を巻き始めた。


「礼二くん、良く見ててね?
今日の夜巻きなおしてあげてね?
それと、ミカちゃんさっきの話
ほぼ全部聞いちゃったよ(笑)
健夫が必死なのが笑えたけど…」


「祐介笑うなよなっ!
俺だったて必死だったんだから
ミカは本当の妹みたいに可愛がってきたんだ!」


「ああ、ごめんごめん(笑)
ミカちゃんはそう思ってないかもしれないけど…
ミカちゃんは凄くカワイイよ?
少なくとも俺はそう思ってる。
礼二君がいなければ今すぐにでも
ミカちゃんの恋人候補に名乗り出たいくらいにね?(笑)」


「ちょっと先生!俺今色々と
ミカの虫除けで大変な思いしてるんだから、これ以上はやめて?
それに先生相手だとどうも調子くるっちゃうんだよな……」



「ああ、礼二君ごめんごめん(笑)
俺は他人のモノを取る趣味は無いから
大丈夫だよ?(笑)
うーーん、なんて言えばいいかな……
あっそうだ!!
この中でミカちゃんをカワイイと思う人手を上げて?勿論お世辞は抜きで」


と言うと3人ともスッと手を上げた


櫻井先生が急にそんな事言うから


私は目をまん丸にして見てたみたいで


3人とも私の顔を見て笑ってるし…


「ねっ?少なくともここにいる3人は
ミカちゃんの事をお世辞抜きで
カワイイと思ってるって事。
もちろん、ミカちゃんのその性格は
凄く魅力的だし、俺はそんなミカちゃんが好きだな(笑)
ただ、友達でもないのに気安く話しかけて来る人には注意するんだよ?
俺たちと同じようにミカちゃんの事
カワイイって思ってるかもしれない
その中には悪い奴が隠れてる事もあるんだよ?
世の中にはいろんな人がいるから…」


そっかぁ、そうだよね?!


櫻井先生の言葉って凄くわかりやすい!


要は、世の中には物好きもいる。
だから気をつけろってことね?


そうだね?有坂くんだって、黙ってれば凄く爽やかそうでかっこいいのに
私の事好きって言ってたもんね?!


そういうこともあるって事を
頭に入れておけってことね!