前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー

「ダイスケ……どうしちゃったのよ!
本当に!!昔から強引な所はあったけど
あんな奴じゃなかった!
勝てないってわかってても
友達のために突っ走ていく奴だった!
それにミカが志乃ちゃんと似てる?
笑わせないでよ!!
あ〜〜!!もう頭に来た!!
絶対に勝つしかないっ!!
負けてたまるもんですか!!」


アイリが怒りに震えていると


テッタくんとケンゴくんも
穏やかな顔を一変させてちょっと
怒ってるような感じで


「大輔…
あいつ、ぶん殴ってやんないと
絶対目ぇ覚まさねぇ………」



「あそこまで自己中だと
聞いて呆れるわっ!!!!」


3人が怒ってる横で


テッタくん達はレイジを褒めてた


「レイジ!良く耐えたな…!
偉かったぞ!!
俺だったら我慢ならなくて
今頃アイツを滅多打ちにしてた」



「レイジが暴走したら
そこの自販で水かって
ぶっかけてやろうと思ったけど
なんとかなったな!
この後に及んでミカ先輩は
あまり良く分かってなかったみたい…
可愛くてそればっか気になっちゃった」



「ぶはははは(笑)
本当あいつ頭イカレてんなっ!
でもまぁ、レイジよく耐えたなって
俺も関心したぜ?
俺はあの取り巻きの奴らの時点で
ちょっとキてたけどな(笑)
もうちょっと近寄ってくれたら
正当防衛って事でぶっ飛ばそうと
思ってたのに残念!
ミカちゃん、確かにキョトンとして
可愛かったよなぁ〜」


と、三者三様(笑)
3人なりにレイジを労っていると


血の気の引いた怖い顔に
少し正気が戻ってきた様子のレイジは


私をそっと抱き寄せると


「背中痛い?」


と聞いてきたから


「ん?ううん。大丈夫」


って答えると


「ごめん、少しだけ…
痛かったらごめん」


と言って少しだけ力を入れて
私を抱きしめると
首筋に顔を埋めてギュッと
抱きついた


その後ゆっくり離れて


「はぁ、本当俺頑張った!!(笑)」


と言って、フッと笑うと
ポケットから携帯を取り出すと
携帯が真っ二つに折れていた…


えーー!


レイジ!どうしたらそうなるの?



「マジで?」


「ポケットに手ェ突っ込んで
なにしてるのかと思ったら
そんなんなってたんだ(笑)」


「ありゃりゃ(笑)」


「ということで、帰りに携帯の機種変
でもすっかなぁ〜!
調度良い機会だし…(笑)
ミカが治療は1時間はかかるしな…
その間にしてこようかな…
お前らも俺らと一緒に車で帰るんだろ?
煩くてしょうがねぇから
付き合えよ?!(笑)」


「「「ラジャ(笑)」」」


と3人は息ぴったりで返した。



「おい、レイジもう行かないと…」


ユウタロウくんが時計を見て言うと


「ああ、じゃっ!ミカまたな!
それじゃミカを頼みます(笑)」


とレイジが微笑むと


「おう、まかせとけ(笑)」


「ああ、あんまりウザいようだったら
変わりにぶん殴っていいか?」


ケンゴくんがレイジに聞くと


「容赦無くやっちゃって(笑)
アイリちゃんもお願いね(笑)」


「ああああ、了解(笑)
ちょっと、その顔で見ないで……
カッコよすぎて息が…………
はぁはぁ
まだ私頭がボーッとしてるの。」


その言葉にレイジは軽く微笑むと
4人は背を向けていつものように
ジャレ合いながら戻って行った。


レイジ…なんでこんなにかっこいいのでしょうか??(笑)