前編 かすみ草の恋 ー大学生編ー

4人は食事を終えてきて
アイリは先に済ませちゃったから
私と明夫くんで食事をしていると


明夫くんは嬉しそうに私の顔を見ながら
ハンバーガーにかじりついている


「嬉しいなぁ〜!ミカと大学内で
ランチできるなんて〜」


「ふふふ(笑)私もだよ?」


「ああ、ミカは可愛いなぁ〜
お兄ちゃん、心配だなぁ…
顔はテンとそっくりなのに……
性格が受け身すぎる。
テンみたいにもっと周りに圧を
かけてだなぁ……
ってミカには無理かっ!(笑)」


「天ちゃんは可愛すぎるから
それくらいじゃないとやってけないの!
私はそんなんじゃないから……
圧ってなに?(笑)
どうすればいいの??」


と、私が首を傾げて聞くと
全員がガクッてなった


「礼二……しっかり見ておけよ。」


「はい、すいません。見ておきます」


もうっ!またそうやって私を
子供扱いしてぇっ!!


「明夫くんまで、そんな事言うの?
私、子どもじゃないもん…」


頬を膨らませて不満を漏らすと


明夫くんは私の頬をつんつんすると


「もう、子どもじゃないから
言ってるの…
お兄ちゃん心配だから(笑)」


と言って優しく微笑むと


レイジが


「あーあーあー!!
やめて!それ!明夫くん!!
ミカ、見るなよ?」


するとアイリがガタンッと後ろに
ひっくり返った


寸前で明夫くんが支えると


「ちょ ちょ ちょっと!
アイリちゃん?大丈夫??
ちゃんと食べてるの?
貧血じゃないの??」


心配顔で抱き起こすと


起き上がったアイリは顔を真っ赤にして
明夫くんを見ると


ふらぁっと気絶してしまった。


それを見た明夫くんは
自分のせいで倒れた事に気がついた様で


「ありゃ、やっちゃった?」


みんなの顔を見回して言うと


みんなコクンと頷いた。
もちろん私もね(笑)


健夫くんはすんごくカッコ良くて
強くて優しくてなんでも出来る
スーパーマンなんだけど
俺様的な感じの部分がある


明夫くんはそういう所が無い。
優しくてすんごくカッコ良くて
すんごく強くて
やっぱ誰がどう見ても
スーパーマン


そして、私と天ちゃんには昔っから
すんごく優しくてあまあま(笑)


私は自分に自信が無いから
明夫くんの前ではコッソリ泣いたり
したけど、そんな時も


「ミカ?ミカはすんごくカワイイよ?
お姫様みたいにカワイイよ?
もし、ミカの事を悪く言うヤツがいたら
お兄ちゃんに言うんだよ?
お兄ちゃんがゲンコツして
あげるからな」


と言って優しく頭を撫でてくれたっけ。


今回の事もそう。
明夫くんにはデメリットでしかない
大乱闘に加わってくれるとのこと。


こんな私のために。


その事はここでは触れてはいけないから今はまだ皆に言えないけど…


明夫くんはすんごく強いから
きっときっとみんな楽になるよ?


私の大好きなお兄ちゃん。
本当にありがとう。