「紗江ちゃん!何言ってんだよっ?!
じゃあ紗江ちゃんの今までの苦労は
誰のためだよ?!
親友のためじゃないのか??
俺だって、そうだよ。
確かにサトシの目を覚ましてやりたいって気持ちもあった。
でも、それだけじゃない…
俺は今までこんな容姿のせいで
心から笑いあえるダチにあまり恵まれなかったんだ…
ダチの女は俺に会うと何故かみんな
俺に乗り換えてくる。
どこがいいんだかわかんねぇけど
俺の外見だけで勝手に乗り換えてくる。
だからそういう集まりはまず俺は呼ばれないし…
まぁ頼まれても俺は行かねぇからいいんだけど…
だから、必死で強くなったんだ。
ダチの中では頭一つ二つ抜けて俺は
強かったんだ。
だから俺に文句を言う奴はいない。
でも、こんなんだからどっか腫れ物に触るような態度でずっと過ごしてきた。
タニ君だけは強くてカッコ良くて
俺を可愛がってくれたよな…
でも、そんなタニ君も家の都合で引っ越しちゃって…
正直俺あの時かなり参ったんだ(笑)
そして、大学に入ってお前らに会った。
俺よりも更にバケモンみたいな
レイジと(笑)
俺と同じような容姿のユウタロウと
トシヤに…(笑)
そして、見たことも無いくらい美人で
純粋で真っ直ぐなミカちゃんに(笑)
毎日が楽しくてたまんねぇんだよ(笑)
やっと見つけた俺の居場所なんだ…
俺の親友の従姉妹の無念と
俺の親友の彼女のために
俺を唯一可愛がってくれたタニ君もいる
紗江ちゃんと同じくらい俺にも
戦う意味はある!!」
「ライタ…お前って奴は………!
俺だってそうだよ!!お前と同じだよ!
だから兄貴たちにくっついて歩いたんだ
スカし野郎って言われんのが嫌で
必死に強くなったんだ…
本当ありがとう!
サヨコもきっと喜んでる。
サヨコは俺に本当のダチが出来ないのを
凄く心配してたんだ…
本当に本当に感謝してる」
「なに気持ち悪い事言ってんだよっ!
俺は親友のピンチを黙って見過ごすような性根の腐った人間ではないはず(笑)
それに、お神さんが白昼堂々と喧嘩してもいいって言ってくれてるんだ(笑)
久しぶりに腕が鳴るぜ!!」
と、ライタは関節をボキボキ鳴らしながらニヤリと笑った。
ライタ……
オマエ、本当いい奴だな…
すげぇ気持ちわかるよ…
俺だってこの容姿のせいで
散々な思いたくさんしてきた。
でも、俺ら姉弟にはいつだってミカが
側にいて笑ってくれた
それがどれだけ俺の心を救ってくれてたなんて
ミカは思いもよらないだろうな…
人の目に対してのコンプレックスは
ミカもかなりあったはず。
顔をさらさないよう、目立たないように
ミカは生きてたから…
自分はブスだと勘違いして……
それでも友だちがたくさん出来るミカは
俺を特別視する事は一切無かった。
だから、俺は幸せだったんだ…
ライタは辛かったよな……
トシヤだって、ユウタロウだって…
俺は本当恵まれてたんだ。
黙ってライタの肩に手を置くと
ライタと目が合ったから
軽く手を上げるとライタはニッと笑って
俺の手をガシッと掴んだ
「レイジ…
100人来ようと200人来ようと俺は
一歩も下がらないぜ(笑)」
ああ、ライタ頼む。
俺もニッと笑うと
「おお、ライタ!
俺に必死でついこいよっ!(笑)
俺の本当の強さを見せてやる!」
とふざけて見せた。
すると今度はトシヤが「自分の番だ」
とでも言うように重い腰を上げて
話し始めた…
じゃあ紗江ちゃんの今までの苦労は
誰のためだよ?!
親友のためじゃないのか??
俺だって、そうだよ。
確かにサトシの目を覚ましてやりたいって気持ちもあった。
でも、それだけじゃない…
俺は今までこんな容姿のせいで
心から笑いあえるダチにあまり恵まれなかったんだ…
ダチの女は俺に会うと何故かみんな
俺に乗り換えてくる。
どこがいいんだかわかんねぇけど
俺の外見だけで勝手に乗り換えてくる。
だからそういう集まりはまず俺は呼ばれないし…
まぁ頼まれても俺は行かねぇからいいんだけど…
だから、必死で強くなったんだ。
ダチの中では頭一つ二つ抜けて俺は
強かったんだ。
だから俺に文句を言う奴はいない。
でも、こんなんだからどっか腫れ物に触るような態度でずっと過ごしてきた。
タニ君だけは強くてカッコ良くて
俺を可愛がってくれたよな…
でも、そんなタニ君も家の都合で引っ越しちゃって…
正直俺あの時かなり参ったんだ(笑)
そして、大学に入ってお前らに会った。
俺よりも更にバケモンみたいな
レイジと(笑)
俺と同じような容姿のユウタロウと
トシヤに…(笑)
そして、見たことも無いくらい美人で
純粋で真っ直ぐなミカちゃんに(笑)
毎日が楽しくてたまんねぇんだよ(笑)
やっと見つけた俺の居場所なんだ…
俺の親友の従姉妹の無念と
俺の親友の彼女のために
俺を唯一可愛がってくれたタニ君もいる
紗江ちゃんと同じくらい俺にも
戦う意味はある!!」
「ライタ…お前って奴は………!
俺だってそうだよ!!お前と同じだよ!
だから兄貴たちにくっついて歩いたんだ
スカし野郎って言われんのが嫌で
必死に強くなったんだ…
本当ありがとう!
サヨコもきっと喜んでる。
サヨコは俺に本当のダチが出来ないのを
凄く心配してたんだ…
本当に本当に感謝してる」
「なに気持ち悪い事言ってんだよっ!
俺は親友のピンチを黙って見過ごすような性根の腐った人間ではないはず(笑)
それに、お神さんが白昼堂々と喧嘩してもいいって言ってくれてるんだ(笑)
久しぶりに腕が鳴るぜ!!」
と、ライタは関節をボキボキ鳴らしながらニヤリと笑った。
ライタ……
オマエ、本当いい奴だな…
すげぇ気持ちわかるよ…
俺だってこの容姿のせいで
散々な思いたくさんしてきた。
でも、俺ら姉弟にはいつだってミカが
側にいて笑ってくれた
それがどれだけ俺の心を救ってくれてたなんて
ミカは思いもよらないだろうな…
人の目に対してのコンプレックスは
ミカもかなりあったはず。
顔をさらさないよう、目立たないように
ミカは生きてたから…
自分はブスだと勘違いして……
それでも友だちがたくさん出来るミカは
俺を特別視する事は一切無かった。
だから、俺は幸せだったんだ…
ライタは辛かったよな……
トシヤだって、ユウタロウだって…
俺は本当恵まれてたんだ。
黙ってライタの肩に手を置くと
ライタと目が合ったから
軽く手を上げるとライタはニッと笑って
俺の手をガシッと掴んだ
「レイジ…
100人来ようと200人来ようと俺は
一歩も下がらないぜ(笑)」
ああ、ライタ頼む。
俺もニッと笑うと
「おお、ライタ!
俺に必死でついこいよっ!(笑)
俺の本当の強さを見せてやる!」
とふざけて見せた。
すると今度はトシヤが「自分の番だ」
とでも言うように重い腰を上げて
話し始めた…



