イタッ


結局健夫くんに手首をグリグリされ


「んー、軽い腱鞘炎おこしてんな…
まぁ、冷やして休ませればすぐ治るだろうけど…今はそんな事言ってらんない状態だろ?とにかく冷やして練習以外は
極力使わないこと。あまりに痛いようならそうやって我慢せずに休み休みやれよ?」


と、言ってシップを貼って包帯を巻いてくれた。


「健夫君、早く巻いてよ。
3秒で巻いてよ?ミカに触りすぎ!」


と、レイジが後ろから口を挟むから


健夫くんはふざけてわざと時間をかけて
包帯を巻いてくれた(笑)




病院からの帰り道…


「んっ!たくっ!!
あれ絶対わざとだろ??ミカの手を
異様なほどにベタベタ触るし
ニタニタしながらゆっくり包帯はまくわ!とんだシスコンだよなっ!!」



と、文句を言いながら私の肩を抱きながら歩くレイジ


「ぷっ(笑)
健夫くんはお医者さんです!
でも、まぁ、包帯を巻いてる時は確かにいつもの健夫くんとは違ってた(笑)
レイジが、プリプリするからからかってるんだよ(笑)」


って、私が笑うと
レイジも笑って


「だって、好きなんだもん!
嫌なんです!!(笑)」


って、超絶にかっこいい顔してるくせにふざけて言うから


かわいくて


かっこ良くて


おかしくって笑った


「クククッ(笑)なにそれ?
レイジ(笑)私のがこーんなに
好きですから!!」


と、私もふざけて返すと


「ミカ…それヤバイ!!(笑)
可愛すぎる!!好きすぎる!!
胸が痛すぎる!!」


と、言って片手を胸に置いて
苦しそうな顔をしたから


「ちょ ちょ ちょっと!!
レイジ!!大丈夫???」


と言って見上げると


唇を吸うようチュ〜っとキスを
された


「はぁ、これでやっとミカに
思う存分キスできるぞ!!(笑)」


と言って笑ったレイジの顔は
すっごくかっこ良くて


私の胸の痛みもかなり重症みたいです。