舞さんが帰って指揮が上がった所で
皆でご飯を食べた


もちろん、レイジは焼きうどんねっ!


その後、作ったレアチーズケーキを
デザートして食べた。


「クリスマスの時に思ったんだけど…
レイジくんって甘いモノ本当好きだよね〜!ちょっと意外だけど…
あの煩い女集団に見られたらもっとポイント上がりそうだよね(笑)
てか、どうしてそんなカッコイイの?
トシヤくん達やケンゴもテッタも
凄くカッコイイのに…みんなが
普通のお兄ちゃんに見えるんだよねー」


と、言いながらアイリが首を傾げながら
ケーキを食べるレイジを凝視してると


「それは、どーも…
アイリちゃん、知ってた??
俺、実は人間じゃないんだ……」


と、真面目な顔してレイジが言うから


「「えっ?」」


えー!!そうなの??


びっくりして思わず出た言葉が
アイリとかぶった。



レイジは急に下を向いて黙り込むと
急にお腹を抱えて笑い出した。



「ンククククククッ(笑)
ぶはははははははぁ(笑)!!
てか、なんでミカまでビックリすんの?
ぶっ(笑)ねぇ、ちょっと腹痛いっ!
2人とも笑わせないでっ!ククッ(笑)
んなわけねぇじゃん(笑)!!!
みんなと同じ人間だから安心して(笑)
ぶははははははは!!!!(笑)」



レイジの笑い転げる姿を見た後
アイリの顔を見たら
同じタイミングでがっちり目が合っちゃって……


「「ぷっ(笑)あははははは!!」」


私とアイリも涙が出るほど笑が止まらなくなっちゃって…


すると次々に笑いが伝染していって…


気がついたら暫くの間皆でお腹が痛くなるほど笑い転げてた。


アイリの辛い過去の話の後
舞さんが来て皆の指揮を高めて帰ってはくれたけど
なんとなくそれぞれが気を使っていて
少しぎこちない感じだったのが
この笑いで皆が一つになれた気がした。


レイジってやっぱ凄いな(笑)


皆を笑わせて肩の力を抜いてくれた。


その後は、皆が気軽に意見を出し合いながら簡単な作戦会議をして


最後はケンゴくんの一言で解散となった


「一応、俺がこの中で1番早く年をとるという理由だけで最後を締めるわけだけど…俺たちはチームだ。
そして、ボスは礼二だ。
舞さんの旦那の言う通り
過剰防衛にならないように。
礼二以外の奴らで徹底的に取り巻きを抑えよう。1人10人〜15人計算だ。
多分、大輔の事だから俺らを叩くのに
それくらいの人数を集めるだろう。
アイリはミカちゃんの護衛だ。
あぶれた野郎達は絶対にミカちゃんを拉致しに来るはずだ。ミカちゃんは決戦に備えて、自己防衛のためにもアイリからみっちり鍛えて貰うんだ。これを2人にあげる。」