舞さんはみんなの暗い雰囲気を
一気に吹き飛ばしてしまった。
私たちは今まで起きた事を包み隠さず
舞さんに話した。
有坂くんの様子
有坂くんの服から匂ったニオイと
明夫くんが持ってきたサンプルとの
ニオイが一致したこと。
有坂くんの取り巻きの人からも
同じニオイがしたこと。
今日の出来事。
これから有坂くんは凄い大軍を率いてきて、レイジ達と大乱闘になるだろうとの予想も。
こんな笑えない話をしているというのに
なぜかニコニコしながら
「うんうん」
と言って聞いていた。
でも、逆にその態度が私たちから
たくさんの言葉を引き出したんだと思う
さすが、元刑事さん。
そして、一通り話を終えると
舞さんが話はじめた。
「大体の事は掴めたわ。
そうね、有坂は礼二くん達と勝負する気満々ね。
しかも死ぬ気で勝ちに来るわよ?
勝った方がミカちゃんゲット
出来ると思ってるもの。
もはや、ミカちゃんの意思なんか
関係無いのよ。
だって、落ちるところまで落ちちゃってるんだから……
とにかく天使のように可愛くて優しい
ミカちゃんが欲しくてたまらないの。
そして、自分の側にずーっと置いておきたいのよ……」
と舞さんが言うと
レイジは私をギュッと抱き締めて
「ダメだ…絶対に渡さない!!」
「うん、そんな薬物乱用者の
イカレポンチにミカちゃんは絶対に渡しちゃダメよ!絶対に勝つの!!
いい?礼二くんは有坂から見たら
世界で一番ムカつく存在だからね!
とどめは絶対に礼二くんがさすの!
この計画は礼二くんが有坂に勝たないと
達成出来ないシナリオなの。
有坂は礼二くんに負けたら
何が何でもまた薬を手に入れようと
元締めに会いに行くわ。
ドーピングして間髪入れずにミカちゃんを奪いにくるわよ。
礼二くんは傷ついてるだろうからね。
ところがどっこい、それは絶対にさせない。有坂を尾行して一網打尽にしてやるんだから!」
一気に吹き飛ばしてしまった。
私たちは今まで起きた事を包み隠さず
舞さんに話した。
有坂くんの様子
有坂くんの服から匂ったニオイと
明夫くんが持ってきたサンプルとの
ニオイが一致したこと。
有坂くんの取り巻きの人からも
同じニオイがしたこと。
今日の出来事。
これから有坂くんは凄い大軍を率いてきて、レイジ達と大乱闘になるだろうとの予想も。
こんな笑えない話をしているというのに
なぜかニコニコしながら
「うんうん」
と言って聞いていた。
でも、逆にその態度が私たちから
たくさんの言葉を引き出したんだと思う
さすが、元刑事さん。
そして、一通り話を終えると
舞さんが話はじめた。
「大体の事は掴めたわ。
そうね、有坂は礼二くん達と勝負する気満々ね。
しかも死ぬ気で勝ちに来るわよ?
勝った方がミカちゃんゲット
出来ると思ってるもの。
もはや、ミカちゃんの意思なんか
関係無いのよ。
だって、落ちるところまで落ちちゃってるんだから……
とにかく天使のように可愛くて優しい
ミカちゃんが欲しくてたまらないの。
そして、自分の側にずーっと置いておきたいのよ……」
と舞さんが言うと
レイジは私をギュッと抱き締めて
「ダメだ…絶対に渡さない!!」
「うん、そんな薬物乱用者の
イカレポンチにミカちゃんは絶対に渡しちゃダメよ!絶対に勝つの!!
いい?礼二くんは有坂から見たら
世界で一番ムカつく存在だからね!
とどめは絶対に礼二くんがさすの!
この計画は礼二くんが有坂に勝たないと
達成出来ないシナリオなの。
有坂は礼二くんに負けたら
何が何でもまた薬を手に入れようと
元締めに会いに行くわ。
ドーピングして間髪入れずにミカちゃんを奪いにくるわよ。
礼二くんは傷ついてるだろうからね。
ところがどっこい、それは絶対にさせない。有坂を尾行して一網打尽にしてやるんだから!」



