すっかりと夢の中にいた私は
急に来た身体の重みと


「ミカ?? ミカちゃーーん。」


の声で目を開けると


レイジが私をすっぽり包み込んでいて
レイジの顔と私の顔の距離が10センチくらいしかなかった。


すんごく近距離で見られてたみたい。


嫌だぁ〜


恥ずかしいじゃん。


しかも寝起きにレイジの顔ドアップって


ドキドキ止まらないよ〜!


「ミカの寝顔すんごく可愛かった
天使みたい(笑)」


と、言ってレイジは私の
おでこ、頬、鼻、口に触れるだけのキスをすると


「みんな来てるよ(笑)」


「えっ?ああ、ごめんね。
寝ちゃったみたい…今何時??」


「7時だよ。」


「えっ!もうそんな時間??」


「うん、帰ってきた時、リビングにいないから一瞬ビックリしたけど…
寝てるのがここで良かったよ(笑)
ミカの寝顔絶対見せたくねぇし(笑)」


と言って、私を抱きしめたまま
ニカッと笑ったレイジ。


「本当ごめん。下おりなきゃね?」


「ああ。飯にしようぜ?
もうすぐ、明夫くんの奥さんも来るんだろ??それと、昨日の話は4人に話してある。アイリちゃんがショックを受けちゃって…ちょっと男の俺らじゃ
どう扱っていいかわからないから
ミカ頼む」


と、言って私を抱き上げるとストンと
床に下ろしたので私は自分の足で立った


「そう…すぐおりなきゃね」


と、言って私たちはリビングへ
向かった。