天さんと健夫くんの部屋へ行くと


ミカは殴られた頬の所に
白いシップのようなモノをつけられて
ソファに座ってた。


うん、顔に何かついてようと
ミカは可愛い。


シップを世界一可愛く頬に貼れる
女の子だな(笑)



ミカは俺に気付くとニコッと笑った


すると部屋の奥から長身で
すげぇイケメンが出てきた


健夫君と同等レベルの。


「ミカの顔にこんな傷つける奴は
兄ちゃんがゲンコツしてやるかんな!
天もミカも俺のかわいいかわいい
妹だからな〜」


と言って、小さい子に話すように
ミカの目線に顔を落として
ミカの頭を優しく撫でていた。


俺は咄嗟にその手を振り払おうとしたら
逆に俺の手首を握られた


こいつ!かなりの使い手だなっ!


「ミカ〜〜このバケモンみたいな
イケメンは誰だ〜??」


と、俺の手首を掴んだまま
ミカに優しく問いただしている。



「明夫くん、レイジだよ?
明夫くんは小さい頃レイジともリンカとも会った事あるよね?
今は付き合ってるの!
私の大好きな人よ(笑)
そしてその後ろにいるのが
左からトシヤくん、ユウタロウくん
ライタくんだよっ!レイジの友だちで
私も仲良くさせてもらってるの!」


と言ってニッコリ笑った


ミカ〜!


俺はもっと好きだ!!


「あ〜!あの子か〜!
どっひゃぁ〜!!お兄ちゃんびっくり!
あんなに小さくて可愛かった子が!
人ってバケルもんだな〜」


と目を丸くして俺を見ると


「ああ〜ごめんごめん。
どっかの悪い虫かと思ったからつい」


と言って、俺の手を離して
ニヤリと笑った…


「もう!明夫くんは!私にそんなもの
つきません(笑)
レイジ…この人は健夫くんのお兄ちゃんの明夫くんだよ!明夫くんは小さい頃
たまにうちに遊びに来ては
私たちと遊んでくれたじゃない。
覚えてないの??」


あ〜


あのすげぇカッコいい兄ちゃんか…


あまり変わってないような気もするけど
一体何才??


この人??



「てか、ミカ‼︎‼︎その男は誰だよ??
ああっ‼︎‼︎ミカと一緒にモデルやってる
野郎だなっ!!
お人好しなミカの心につけ込んで
油断も隙もあったもんじゃねぇ!!
天ちゃんが結婚しちゃってタケ兄のもんになっちゃたんだから
ミカが変わりに俺と結婚しろよっ!って
言ってあるだろっ!!
って、事でお前たち帰れよっ!!」


とミカと同じくらいの身長の
これまた将来バケモン決定の
学ランを着たクソ生意気なガキが
奥の部屋から走って出てきた。


はぁっ?!!


いくらガキだからって俺のミカを
自分のモノ呼ばわりしやがって〜
許さんっ!このクソガキがぁ〜!!