黒蝶-闇の中の少女-

みんなこんな騒動まんざらでもないみたいで


それぞれの席に戻りやりたい放題を続けていた



でも、1人だけ、


私の隣に来て話しかけてきた


「ねえ、女の子なのに特室なんだね、君」


特室とはここのことだろう、特別教室って書いてた気がする。


その子は無邪気にニコッと笑って見せた


「そうみたいだね、私のどこが問題児なのかが問題だけど」


「あははっ君、人殴っといてよくそんなことを言えるなあ」

可笑しそうに笑っている、だけどなんか、なんか違う。

「ねえ、君、名前は?」


「黒澤、黒澤 優月」

「優月ちゃんかー!僕は薫!成瀬 薫」

なるせ かおる…どっかで聞いた名前……ま、いっか

「そう、成瀬くん、ね」

「あー、薫でいいよ!ね?」

「…薫…くん…」

「ん!!薫です!」

ああ、この子は眩しすぎるや。

目を細めずにはいられないくらい。