黒蝶-闇の中の少女-

そのまま教室に行ってカバンをとって

帰ろうと廊下に出た。


でも

「おい…まてよ」

息を切らしながら私の前に立つ零士

「どいて」

零士を睨む

零士はその銀色の髪の毛をかき上げて

「どくかよ…なんで逃げた」


なんかその仕草に腹が立って

「どけないなら力ずく…って言いたいんだけど?」

「……は?お前ふざけてんの?女が俺に力ずく?笑わせんな」


「本気なんだけど」

お互い殺気を漂わせ睨み会う

「どけて」

「どかねえよ」

その言葉に私が殴ろうとした時

「やめとけ」

振り返ると渋谷さんが私の腕を掴んで止めていた


「渋谷さん、でも」

「ここで騒動起こして自爆する気か?」

自爆というのは黒蝶に見つかることだろう


「ごめん」

一応謝ってから零士の横を通って

玄関に急ぐ


学校から家までもいつもみたいにのんびりではなく

早足で歩いた