「元彼さん、2校時の授業中からずっと廊下にいた」
え?何それ。そんな情報初みみ。
「────」
でも奴ならやりかねないと思うと、身震いがした。
嫌だ、こわっ、授業中からとかこわっ。
自分の授業放棄して何やってんだよ。
本当ヤンデレの代名詞、やることが違うわあ。
「あんな面倒な男もいるもんだな」
「ですね」
「あんな面倒な男に騙されるバカな女も」
「うるさい」
こんなふざけてられるのも
きっと今のうちだけなのだろう。
早めに手を打っておかないと、手遅れになるかもしれない。
物理講義室に向かう、わたしと、瀬戸内くんと5メートル後ろくらいに悠。
「ま、あの手のやつは見てるだけで終わると思うけど、一応気をつけときな」
「はーい」
「今の返事、なんか俺に手懐いた感じでいいねもう一回」
「最低」

