モテると同時に産む感情は、‘妬み’ それは高校生でも保育園生でも、年齢など関係なくのしかかる、壁だった。 だから、なんでもできてしまう瀬戸内くんを、男の子たちは執拗に避けた。 瀬戸内くんのことが好きな女の子たちは、ケンカが絶えなくなった。 それはもう、人間関係なんて、ごちゃごちゃで。 幼い子どものケンカ、なんてレベルはとうに越えて。 怖かった。 そんな状況になってしまったから────わたしたちは、ここまでたどり着くのに必要以上に、時間がかかってしまったのだと思う。