冷酷男子の溺愛









「ん、やばいね」


顔を上げると、彼は口元を手で押さえていた。



「……どう、したの?」

「いや、普通に、可愛いから、どうしようかなと思って」



……ん?彼は急に、しどろもどろになって、またもや顔は真っ赤で、熱でも出ていそうだった。



なに、それ。

彼女との時間を思い出して、そんなデレデレしているの?


なに?そんなにいい時間を過ごしたっていうの?



もう、いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。





うわぁあああん。


耐えきれなかった、もう、堪えきれなかった。



彼を好きすぎる今、そんなこと、考えたくもなかった。