冷酷男子の溺愛







────ハッとする、瀬戸内くん。


みるみるうちに青くなる、表情。




「……」


知らなかったんかーい。貴様もどこに行ってるかわからなかったんかーい。




「……」



Googluマップ開くなやー!!!



わたしはこころからの雄叫びをあげる。





「……ちっ」



わたしは、瀬戸内くんには別に期待もしていなかったけど、結構残念な人だよね。


思い返してみれば、彼は方向音痴すぎて1人で買い物も行けなかったし


しばらくは学校に行くのだって迷っていたくらいのダメ人間だった。





「……」


わたしたちふたりは顔を見合わせた。