********** 目を覚ますと、白い天井があった。 「っ、凛!」 声のほうを見ると、涼太くんが困ったような、安心したような、なんとも言えない表情を浮かべてあたしを見つめていた。 あたし、何をしていたんだっけ。 「大丈夫か!?…まったく、俺を追いかけて走ってくるなんてバカじゃねえのか。心臓発作起こして倒れたんだぞ、お前」 そうだった。 あたしは、確かに涼太くんを追いかけてたくさん走った。 呼び止めて、大事なことは伝えずに倒れてしまったんだ。