「なんだよ、それ!俺に隠し事するつもり?」




 「涼太くんには、わからないよ!」





 自分でもびっくりするくらい大きな声を出してしまった。


 途端に、涼太くんが黙る。


 嫌な空気の沈黙。寒くもないのに背中がゾクッとした。





 「…あっそ」





 冷たく吐き捨てられた言葉と涼太くんの悲しそうな顔が、頭に焼き付いた。


 涼太くんは何も悪くない。