あたしは、自分の気持ちに嘘をつき通すことができるのだろうか。


 涼太くんが好き。


 あたしだって、千夏ちゃんより後かもしれないけど涼太くんが好き。


 だけど、千夏ちゃんも好きなの。





 「あたしね、いつか告白するから!」




 「うん…見守ってるからね」





 もう、そう言い返すことしかできなかった。


 だって、この恋はきっともう、叶わない。


 高校生になって、初めての夏。