あたし、涼太くんのことを好きになっちゃったんだ。 こんな気持ち、初めてでどうしたらいいのかなんてわからない。 けど、なんだかくすぐったくて温かくて心地よい感じ。 「はい、お茶」 「サンキュ!わりぃな、病人なのに」 「本当よ、まったくもう」 あたしは拗ねたふりをしたけれど、本当は違う。 サンキュって言われたときの涼太くんの笑顔が眩しすぎて、照れちゃったんだ。 涼太くんは、無意識にたった2日であたしの心を持って行っちゃったんだね。