「クラクラする…」





 あたしは、熱が上がってきたことを体感的に感じ、もう一度寝ることにした。


 どれだけ時が過ぎただろう。


 家のチャイムが鳴っている気がして、目が覚めた。




 ピンポーン…



 やっぱりチャイムが鳴っている。





 「も~、誰…」





 重く火照った自分の体を無理矢理起こし、玄関へ向かう。





 「はい…って、わあ、来てくれたの」