神様のいじわる

やっと私の教室が見えてきた。

「ふぅ…間に合った…」

「間に合ってないわ‼」

鋭いツッコミをいれたのは私の親友、戸山楓。楓はすれ違う人が振り返ってしまうほどの美人だ。

「もう二時間目だよ?いい加減、遅刻グセなおしたら?」

…でも厳しい。
まぁそんなところが好きなんだけど。

目覚まし買わなきゃな…。
毎日同じことを思っている。

「あ、そーそ!転校生来たんだよ。それも結構イケメン…あ!きたきたっ。」

楓の指の先をみると…。
さっきの男の子がいた。

「あ、さっきの‼」

驚いた。
同じクラスの転校生だったとは。
それにしてもかっこいいなぁ…。

「なにボケーっとしてんの!凛の声がおっきくてみんな見てるよっっ。」

ほ…ほんとだ。
みんなの視線が私に集まっている。

すると男の子がこっちに向かってやってくる。
そして私の前で止まった。

「おい、お前。名前は。」

こ、怖い…。
この人、眉間にシワがよってるよぉ〜っ

「わ.わたしは…百瀬凛と申し…ます。」

きゃあーっっ。
また眉間にシワがよったよっ。
こ、怖すぎるーっ。

「俺、片桐蓮。お前のこと気に入った。よろしく。」

蓮くんか…。ってんんん⁉
気に入った…って言った?
この人、わけわかんないよ…。

「よ、よろしく…デス。」


神様、こ、これが運命の出会いというやつですか…?