すぐにみんな食べ始める

よっぽどおなかすいてたんだなぁ

うわぁ、どうだろ

得意分野とはいえ人に作ったのは友美以来だ

がらでもなく不味くないかドキドキしていた

「うまっ!」

「なにこれ!めっちゃうめぇ」

ほっ

よかったぁ

再びにぎやかでおだやかな空気がながれる

ほんとにみんな仲がいい

思ったことを素直に言い合って

みんなでなにか一つのことを楽しんで

つながってるってかんじ

みんないい人ばっかり…

まるで家族みたい…


隣に凌也がやってくる

「ここはあたたかいね」

思ったことをそのまま伝えた

というか自然に漏れた言葉だった


「気に入ったか?

 ならここにいればいい」

!?

凌也の目はまっすぐに私をとらえていた