「それにもう少し女友達
 ほしかったんだよね」

「あなたって、ほんと…
 ばかでしょ…」

里奈ちゃんはついに泣いてしまった

私とおなじで泣き虫だなあ

「ってことだから、
 凌也も許してあげてね」

「俺はお前を大切な幼なじみだと思ってる
 確かに許せねえけど
 星花が信用するかぎり俺も信用する」

ふふっ

やっぱり幼なじみは大切だとおもうから

幼い頃の思い出はいつまででも残るんだから

「うっ、くっ…ありがとう」

そして里奈ちゃんは帰って行った