れんあいごっこ。


ん…

「ゆーちゃん…?」

あ、そのまま寝ちゃったんだ。

『ん?起こした?
ゆず、俺帰るな』

時計をみたら深夜3時だった。

携帯触りながら
着替えてるゆーちゃん。

…電車もないのに
なんで帰るの?
どこいくの?
誰からの連絡?

いえなかった。
本音ゆったら攻めたら
きっとあなたはいなくなるから。

怖いよ、どこにもいかないで…

「ゆーちゃん…」

次はいつ会えるの?

言葉飲み込んだ。

重くなっちゃだめ。

「気付けてね☆」

精一杯の強がり。

玄関までついてって
軽くキス。

『また連絡する』

「うん。」

ドアが閉まると同時に
虚しくて切なくて涙が止まらない。

馬鹿なこと繰り返してるなんて
知ってるの。

分かってるの。