___翌日。



「ってことで、メンバー集めてみた。」


「...は?」



朝教室に入ったら、桜が手招きしてきた。


その桜の机の周りには、男女問わずいろいろなグループの男女、計3人のひとが集まっていた。


桜曰く、帰りに二人で話した“七桜伝説”を一緒に探してくれそうな人に、昨日の夜にケータイでメールを送ったらしく…


そしたら、男2人と女1人がOKサインを出したんだと。


いろいろ言いたいことはあったが、まず始めに疑問に思ったことを聞いてみた。



「桜、私がいつ“七桜伝説”を探すなんて言った?」


「え?何~?なーんにも聞こえない」



しらばっくれやがって...ッ!!



「まあ、別に嫌ならいいんだよ?鈴葉抜きで探すから」



それはそれでなんか嫌だ。

それに、桜は私がいないと本当になにもできない。


「............はぁ、わかったよ。私も一緒に探す」


すると、桜は目をキラキラと輝かせ、


「本当!?」


と言い、今度は私の手を取り、


「ありがとう!!」


と満面の笑みを浮かべながら言った。



こちらの話が終わったことを確認し、


「じゃ、細かい話も終わり、全員集まったし、自己紹介でもしよっか!」


と、話を切り出したのは、集まった人のうちの一人の男子だった。


「そうだね!じゃ、桜から…って思ったけど、桜がみんなのこと誘ったんだから、みんな知ってるはずだよね」


やっぱりバカだな。


「それなら、言い出しっぺの僕から言うよ。僕は、結城