絶対好きじゃない!

「私の何が好きなの?」

はっきりと男の目を見て静かに発せられ

た言葉。

そんなこと聞かれると思っていなかった

のかあからさまに目の前の男は動揺して

いる。

「どこが好き?」

もう一度まるで試すかのように、廊下に

響いた声。