絶対好きじゃない!

「やだ、どいてよ。冗談やめて。」

あまりの怖さに声が震える。

掴まれた腕が痛い。

ほのかに鼻をかすめるシトラスの香りが

今はどうしようもなく怖かった。

「どかないよ。きたことあるんでしょ?

男と。」

いつもの笑顔と変わらないはずなのに

身体中が震え始める。

「震えてる?怖がんないで。優しくして

あげる。満足させてあげるよ、その男

よりも。」

そういって私の首筋に新台君の顔が埋ま

る。

「やだっ!!」