『ライの幼なじみなん?』

から始まった恋。

私は、『そうやけど?』っと返した。
((ライ))は、保育園からの幼なじみ。

で、

ライのことを聞いてくるのが
((ケン))。他校のバスケ部だ。

それから毎日連絡を取り合った。

が___

『ライって俺のこと知っとるん?』
『ライって好きな人おるん?』
『ライって___

正直、イライラしていた。
ライライライライ…うるさい。

いつの間にか、
『なんでライばっか…』って思うようになっていた。

そんなことを思う私だが、
もう少しで付き合って半年になる彼氏がいた。

ある日の夜__
『俺、最近彼女と上手くいってない』

っと私に相談してきた。

その前に
『彼女おったん!?』と思わず口にした。

実は私も、彼氏と上手くいってなかった。

だから、お互いにアドバイスし合って
1つずつ解決していった。

しまいに、メールのやり取りが面倒くさくなり

毎日電話するようになった。

普通なら、長くて2時間___

って思っていたケンとの電話。

電話をしてみると、
意外と話が弾んでついつい長電話。

初めての電話にしては、
6時間は喋り過ぎたと反省した。

が、しかし

毎日6時間以上の電話。

少しずつ。少しずつ、
ケンのことが気になり始めた。