care~男嫌いな私とアイドルのあいつ~




平日の朝、空と向かった先は
近所の公園。




緑の原っぱと滑り台とぶらんこ。







キーキー




「ブランコとか小学生ぶり!」



わたしはブランコをこぎながら
隣でブランコに腰掛ける空に話しかけた





「おれもおれも!…おっと!」



空はよろけながらも久しぶりの
ブランコに笑顔を見せた。





「幸せだー!わたしっ」




大好きな仕事に出会えて
大好きな人が隣にいる。



もうこれ以上を望んだら
だめなくらい幸せ!




「俺も幸せだよ、美咲のおかげ!」



空はそう言ってブランコを
ゆらゆらと少しだけこいだ。



「わたしも!!空に出会えて
ほんとに良かった」




空がいなかったら
今頃この幸せにも出会えてないし
もちろん仕事にも出会えてない。





空のおかげで私は変われた。



でも私、空に何もしてあげてないな。





「ねえ空、来月誕生日だよね?」



「あ、そういえば」



「楽しみにしてて!」