次の日もその次の日も
アイドルは、学校に来なかった。

 



その日はいつも一緒に帰る麻央は
先生に用事があって帰れず
私は独りトボトボといつもの道を
歩いて帰る。




今日帰って久しぶりにお菓子でも
作ろうと考えていたら



「今からヒマ?俺らと遊びにいこうよ」



他校の制服を来たハデな人達に
話しかけられた。




「話しかけてこないで。暇じゃないの」


いつもみたいに辛口で突き放そうとしても


「じゃ、行こっか♪♪楽しいとこ」



私の話なんて全然聞いてくれなくて
強引に腕と腕を絡ませてくる。



「ちょ、やだ!離して!!」



抵抗しても私の事なんて完全無視で
こんな人達初めてだから私は
戸惑って泣きそうになった。




そしたらー…





「離せよ。」