「とにかく!私、運動部だけは行かないから!」

「えー、つまんないわねー。」

つまんなくてもやりません!行きません!運動音痴な私が入部したらどうなるかなんて目に見えてるんだよ!運動音痴舐めんな!!

「別に舐めないわよ。汚い。」

そういうことではなくて!そりゃ舐めたら汚いに決まってるだろ!

「マネージャー、いいと思うんだけどなー。もしかしたら、彼氏とかできるかもよ?」

「は、いや、私に限って彼氏なんてできるわけないから。」

「そんなのわかんないじゃなーい。」

「わかるわかる。こんなブス相手にするやつなんていないよ。いたとしたらよっぽどの物好きだね。」

「その物好きが運動部にいるかもしれないわよ?」

「なんで運動部なのさー。」

「いいじゃない。ほら、サッカー部とかかっこいい男子いっぱいいるわよ?」

「えー、なんかチャラいじゃーん。」

そう、チャラチャラしたのがどうも苦手な私はそこらへんの人とはあまり関われないのである。